空調設備の設計って何?

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掲載日:2019年3月31日


HELLO,WORLD!!、なべのみです。

今回は、私が前職として働いていた会社のお話です。

タイトルの通り、私はとある会社で設備設計を担当しておりました。

空調設備設計という仕事

「空調設備」っていうと皆さんは何を思い浮かべますか?

ご自宅にあるエアコン?

それとも会社の天井から空気が吹いてくるあの吹き出し口?

はたまたビルの屋上に置いてあるクルクルファンが回ってるあの機械?

そうです、どれも正解です!

あれらは全て「空調設備」と呼ばれます。

あの空調設備のおかげで実は皆さん快適にお部屋で過ごすことができているんです。

むしろあれがないと夏は暑いし、冬は寒いですよねー!

どんな会社?

私が勤めていた会社は、そんな空調設備の性能とかを設計して、この設備はどのぐらいのスペックがベストなのか、というのを計算していくことが主でした。

ですが”空調設備についてはサッパリ”という方も多いかもしれません。

しかし実は皆さんの生活を大きく支えているということだけは一つ、忘れずにいてほ欲しいなと思います。

本題の会社についてですが、その会社は「総合エンジニアリング」を謳っておりました。

空調設備、衛生設備(水道や排水など)、電気設備、搬送設備、研究、その他沢山、、、

空調設備を専門ではしておらず、たくさんの事業を展開しております。

その中の空調設備の設計を担当してました。

従業員数は、だいたい2,000人程度でしょうか。

設備業界ではかなり規模が大きい会社です。

空調設備の仕事に関わる人達

そんなみんなの生活を陰で支えている空調設備。

この工事に関わる人ってどんな人たちなの?

今後もしこの業界に入ろうと考えている方がいらっしゃったら、ぜひご参考までに!

この空調設備は前にも書きましたが、いろんな建物の中にいて、更に皆さんの目に入らないようなところでガンガン動いています

つまり、新しい建物が建つたびに一緒になって空調設備も設置するんですね。

ということは、新しい建物の工事現場には建物自体を工事するゼネコン、そしてその建物が出来上がりつつその間で建物に空調設備を入れていくサブコン、そして空調設備やら空調ダクトやら配管やらを設置した後、それらを天井裏に隠してくれる天井などを設置する内装屋さんなど、たくさんの人が携わってます。

そして建物がすべて完成した後は、その建物の管理人さんも空調設備を動かしたり止めたりします。

そうなんです。工事中ももちろんですが、完成した後もこの空調設備っていろんな人が関わってくるんです。

更に言うと、その空調設備を置いている建物の持ち主である施主さんは、その建物で使った電気やら水道の料金を支払いますよね?

空調設備だって電気を使いますし、なんと水道水も使います(知ってました?)

もし空調設備が過剰スペックで電気も水道も余分に使ってたらお金がどんどん無くなります。

ということは建物の施主さんもこの空調設備のコストを気にするんです。

要するに、建物を建てる人、建物を使う人、建物の持ち主、建物を管理する人、みんなこの空調設備に関わっているんですね!!

実際の業務

実際の業務は、先ほども少し書きましたが空調設備のスペックの設計です。

それからお客さんが気になる空調設備コストを計算してプレゼンなんかもしておりました。

新築の建物だけでなく既存(すでに建ってて古い建物)の建物にある空調設備の改修工事なんかもやってましたので、まあまあの数です。

仕事自体はたくさんあり、そのうちの数件を担当してました。

私が働いていた時は、全部の案件において上司に付いていって打ち合わせや設計をすることが基本でした。

ひとりで案件を受け持つってことは一度もありませんでした。

もちろん会社によってやり方は違うはずです。

いきなり若手でも一人で担当して来いなんていう会社もあれば、こんな感じで若手はまず上司の下で経験させるスタイルをとる会社もあります。

それから同じ会社でも、違う支社の同期で一人で担当している人もいました。

私の意見としては、失敗してもいいから若手にドンドン担当させるっていうスタイルの方が良いと思います。

ひとりでやってみる経験を早い段階でさせた方が将来に渡って役立ちますからね。

失敗したからって後で巻き返せばよくて、一度の失敗で落ちる信用なんて初めから無いも同然です。

何で辞めたの?

私がその会社を辞めた理由は、正直言いますとつまらなかったからです。

わたしがそもそも建設業で働こうと思ったのが、何か物を作ることが好きだと思っていたからです。

そう思った景観が、小さい時に自分の手を動かして物を作る事にハマり、それから物を作ることの楽しさを感じ、建築を学ぶ学生生活をしていました。

そして大学生の頃には空調設備にも少しだけ関心が向きました。

その流れで建設業に就職したわけですが、、、

建設業の仕事スタイルが自分に合ってなかった

仕事をする目的って皆さん違いますが、私の場合は、自分に出来る事で他の誰かが喜ぶようなことをしたい、それが達成できたときに自分は喜びを感じます。

ですがその会社のスタイルって、実際に喜んでくれるお客さんと触れる事ってないんですよね。。。

ある会社から仕事の依頼があったとして、実際に打ち合わせをするのはそのお客さんの会社の設備担当の人です。その人と打ち合わせをして仕事を進めます。

でもその人って設備担当なだけであって、正直言うとその会社から言われて設備担当をしているようなものです。

もしその設備担当の方本人がその空調設備を喜んでくれるような方なら良いのですが、そんなことはあまりありませんでした。

もしかしたら違う会社だったら違うのかもしれませんが。

“本当に空調設備というモノを自分の手で作ったとして、だれが喜んでくれているのか、そしてその喜んでくれる人と普段接する機会が無かったため、やりがいを感じることが一切ありませんでした。”

私が辞めた理由がこれです。

たしかにモノづくりは好きだ。

空調設備の設計も、モノづくりと言えなくもない。

でも問題はそこじゃなくて、作ったもので誰が喜んでくれるかが私の仕事の目的、やりがいだったのです。

本当はその空調設備の設計をしたことで喜んでくれた人がいたかもしれません。

ですが、その喜んでる人の顔を見たこともありません。

ただロボットのように設計だけやってる仕事スタイルが自分には合わなかったのです。

この仕事を結局5年間続けてまいりましたが、一度もやりがいを見いだせずにいました。

“このままこの会社で働いてもきっと人生後悔するな”

と感じた私は、そして意を決して退社願いを上司に出しました。

これが私の前職と、その会社での辞めるまでの理由と流れです。

建物を作ることが大好きな方がいたら、変な気持ちにさせてしまったかもしれません。

私もその会社に入るまでは期待と不安を胸に入社しました。

ですが、実際に働いてみて初めて自分に合うかが分かります。

私はたまたま合わなかっただけの話です。

皆さんは私じゃないので、建設業に興味がある方に対して私は何も言いません。

実際に働いて分かることもたくさんあるかと思います。

ただ、自分に合うかどうかを見極めることに関してはなるべくスピーディに行った方が確実に良い事だけは言っておきます。

自分の人生ですから後悔だけはしたくありません。

自分で自分を幸せにできて初めて人生は充実するんだと思います。

なので、ダメだと思ったら早めに別の道へ行くことをお勧めいたします。

 

それでは今回はここまで。

なべのみでした。